
2026年9月にオランダ・アムステルダムで開催された世界最大級の放送映像機器展「IBC 2026」に出展会期中、弊社の海外展開ブランド「NIPROS(ニプロス)」ブースにおいて、世界的なシネマ・映像制作専門メディアである『CineD』による独占インタビュー取材が行われました!インタビューでは、弊社のシステム開発・海外展開を牽引するGreg Smokler(オン・プログラム社)が、新製品であるRED KOMODO対応光カメラアダプター『VEGA-R』の魅力や、他社とは一線を画すNIPROS独自の「純アナログ光伝送技術」へのこだわりを熱く語っています。シネマカメラをライブ中継で活用する最前線のノウハウが詰まったインタビュー記事を、日本語要約とともにご紹介いたします。

1. なぜ今、RED KOMODOに注目したのか?
近年、大型LEDウォール(バーチャルプロダクション)を使用するライブイベントや企業中継において、画面の歪みを防ぐグローバルシャッターを備えたRED KOMODO / KOMODO-Xの需要が急増しています。インタビューの中でGreg氏は、これらの優れたシネマカメラをシームレスに中継・配信システムへ組み込むために『VEGA-R』を開発したと説明。1本のSMPTE光ハイブリッドケーブルで、12G-SDI(映像)、リターン、ゲンロック、タイムコード、インカム、タリー、ギガビットイーサネット(1GbE)を最大約600mまで伝送し、電源供給(※ベースステーション給電時)までカバーする仕様が、シネマライブの現場に最適であると強調しました。
2. NIPROSのこだわり:「デジタル変換しない」純アナログ光伝送
多くのデジタル光伝送システムが信号を一つのデジタル規格に圧縮・バッファリングするのに対し、NIPROSは真逆のアプローチをとっています。「システムはフレームという概念そのものを持たず、各入力をただのケーブルとして扱う」とGreg氏が語る通り、すべての信号を固有の光波長のまま伝送。これにより、あらゆる映像・データにおいて「完全ゼロレイテンシー(遅延なし)」を実現。ライブ中継で最も恐ろしい「接触不良によるゲンロック(同期)のフリーズやズレ」が起きても、ケーブルを再接続すれば瞬時に同期が復帰する圧倒的な信頼性を明かしました。
3. 「最初の1文字目が途切れない」有線インカムへの高い評価
電波が過密化する昨今の現場において、ワイヤレスインカムのトラブルが増えています。NIPROSは光回線の中に完全に隔離されたアナログのインカムチャンネルを持っているため、デジタル遅延や、話し始めの音声カット(クリッピング)が一切ありません。「チルトアップ」や「パンレフト」といったディレクターからの重要な指示が確実にカメラマンへ届く重要性を語っています。
4. あらゆるカメラを光伝送化するユニバーサルな製品群
インタビューでは、ARRI ALEXA 35等の高消費電力カメラ(24V駆動)に対応する定番モデル『Orion(オリオン)』や、最上位の『Orion Pro』。さらに、スーパーボウルのハーフタイムショー等でも多用されるソニー製フルサイズPTZカメラ「FR7」にPoE++(最大90W〜170W)を供給しながら光伝送化できる『Sirius PTZ(シリウスPTZ)』シリーズも紹介され、機材をマルチに入れ替えるレンタル会社やインテグレーターにとって極めて汎用性が高いシステムとして評価されました。





