MASTERLINEシリーズ

特徴ラインナップオプション外観

12G-SDI 22系統受け送り光伝送可能

ユーザー様に合わせたオールカスタマイズ製品

今までのPROTECH製品とMASTER LINEの大きな違いは、ユーザー様の希望に合わせて1から仕様をお作りする製品である事です。希望のSDI送受系統や音声系統、リモコン信号やLAN伝送などお伺いし、お作り致します。親機から子機へ電源を送る事が可能ですので（逆も可能）、電源の取れない場所でのカメラや周辺機材の運用なども含めて自由な運用をご検討いただけます。カタログに掲載されている製品は参考価格を含めた仕様となります。

ケーブル1本ですべてを長距離伝送

ショルダータイプ、ハンディタイプカメラレコーダーからの信号は勿論、様々な機器の信号を光ファイバーケーブルを使用して伝送します。

1本の光ファイバーケーブルでシステムカメラに必要なカメラ映像信号（12G-SDI、6G-SDI、3G-SDI、1.5G-SDI、SD-SDI等）、マイク音声、AES/EBU、リターン信号、タリー信号、インターカム、カメラリモコン、ゲンロック信号、LAN、電源、等々を長距離伝送できます。PROTECHのHIKARI JEEPことMATSTER LINEは、タジミ光コネクタタイプ、LEMO光コネクタタイプの2種類からお選びいただけます。

特許 SDI/アナログ映像を入力切替なしで光伝送技術を搭載。
切替もないから非常に便利！

デジタル回線は12G-SDI、6G-SDI、3G-SDI、1.5G-SDI、SD-SDI等のほぼすべてのフォーマットと、コンポジット、HD-Y、SYNCをBNCケーブルで直接繋いだと同じように接続できる回線を用意しました。（一部回線除く）

切替など何の設定もなく接続し伝送(PAT)可能です。
12G-SDI、6G-SDI、3G-SDI、1.5G-SDI、SD-SDI等のすべてがLevelA/Bに対応しています。

次に示す伝送規格に準拠しています。

SMPTE 125M: NTSC(480i 59.94)
SMPTE 292M: 1080i 50/59.94/60, 1080p 23.98/24/25/29.97/30
SMPTE 296M: 720p 50/59.94/60
SMPTE 424M: 1080p 59.94/60(3G)
PAL(625i 50)

ANCI領域もそのまま、エンベデッドオーディオもそのまま、欠落することなく忠実に伝送します。(SDI専用回線の機種と端子もあります）

信号はすべて非同期・同期どちらでも可能

映像信号はすべて非同期伝送可能。8K伝送、4K伝送の混在もできます。他局との共同取材や、異種フォーマット伝送も問題ありません。ベースステーションから異なった同期信号も送ることができます。

親機側・子機側共にAC/DC IN対応

MASTER　LINEの親機はもちろん、子機にもAC/DC INに対応しております（オプション対応）。子機の電源として、親機からの高圧給電、AC電源、DC電源の3種類にて、いずれかの調子が悪くなったとしても、安定して運用が可能です。（電源の優先順位は、親機からの給電、AC電源、DC電源の順番で運用いたします。）

PROTECHのMASTER LINEは、AC入力だけでなく、DC入力も可能。コンセントを必要としないため、場所を選ばずに使用して頂けます。ACもDCも遜色ない機能で使えます。

各入力、各出力にスルーアウト機能装備

MASTER LINEは、1スロット2系統が11スロット、合計22系統のSDI入出力に対応しています。それぞれの入出力にスルーアウトが付属しており、各種用途へ汎用性の高さが大きな特徴です。もちろん、スルーアウトから出力された信号は12G-SDIをはじめ、全てのSDIに対応しています。

各ch非同期伝送が可能

大型HIKARI JEEPであれば、22系統、小型HIKARI JEEPであれば11系統を伝送します。PROTECHのMASTER LINEでは、各系統独立して非同期伝送を実現致しました。同期伝送を行った場合は、カメラの種類を統一をしないとタイムコードなどにズレが生じることがありました。非同期伝送であれば、MASTER LINEに接続するカメラの種類がそれぞれ違っても、不具合などが起きません。

アナログ音声、AES/EBU各20系統送受対応

PROTECHのMASTER LINEではアナログ音声、AES/EBUがそれぞれ10系統送信、10系統受信合計20系統の送受信を1台で行うことが可能です。また、特許技術である液晶表示機能（後述）にも全ての信号がピークメーターで可視化することが出来ます。映像伝送だけでなく、音声の伝送する系統の多さに関しても業界最多の自信があります。また、送信10系統以上、受信10系統以上のご要望にも対応することも可能です。（要相談）

NJM5532を使用

オーディオ関連の回路には、高精度、低ノイズのオペアンプであるNJM5532を用いています。前述の音声の伝送系統の多さも含め、1つ1つの音質にもこだわりを持って設計をしています。

カラーリングでコネクタの種類を一目で判別

近年、各種信号伝送のために多くのBNCコネクタが使われます。SDI信号の入出力や、スルーアウト、タリー、GENLOCK、タイムコードや音声信号などBNCコネクタの用途は幅広く、ぱっと見ただけではどのコネクタがどの信号に対応しているのか分かりにくい状況にあります。PROTECHでは、コネクタ部分にカラーリングを取付ける事で、どのコネクタがどの機能を持っているかをすぐに判断できるようにしました(特許申請中)。設置にかかる時間の短縮も可能です。

PROTECH技術（特許出願中）の液晶表示機能

PROTECHのMASTER LINEには、他社には出来ない「液晶表示機能」が一番の特徴です。プロント側に付属している液晶パネルに、あらゆる機能についての情報が表示されます。SDI信号を入力すると種類を自動的に判別して表示したり、リモート信号なども入力されているかなど見ることができます。アナログ音声・AES/EBU信号は、ピークメーターが搭載されており、液晶で音声のレベルを確認しながら運用することが可能です。

また、光伝送システムで最も重要となる光強度も表示しています。光強度に関してはインフラ部分に関わる点ですので、内部で仕様している分光器の周波数をそれぞれ感知し、全体の平均を算出した光強度と、分光器の周波数の中で一番低いポイントを検知し、その光強度を表示しています。また、コネクタが半挿しになっているなどの具体的な情報も知ることができます。これにより、光強度に関しての万が一を早急にチェックすることが出来ます。

時計表示部にお客様のお好きな画像を表示することが出来ます。